
釣りいかへん?
釣りに関する写真で一番古い回。写真を撮っていた=自らの意思で釣りに行くのも悪くないなと思って行った最初の磯釣りです。私を釣りに引き込んだ悪友の後藤と学生時代のバンドメンバーS氏の3名での釣行です。
私以外の2人は社会人時代から結構な頻度で釣りに励んでいたそうで、後藤はぶっこみやカゴ釣り、フカセ、S氏は主にルアーをやっています。私は今思うと磯釣りとしては釣りにならないチョイスですが、とりあえず手持ちのパックロッド(ズームサファリ606)でジグヘッド+ワームを使って一応ハタ狙いでやってみました。
当時、釣りに関してはリールの扱いを知っている程度。興味もさほどなかった超初心者の頃です。

3人分の釣具と大の大人3人はジムニーのキャパを超えているはずですがなんとかなるもんです。昼頃に着いて夕方までやるというプランでした。
下田タライ岬
ポイントは伊豆半島のほぼ先端の下田の地磯。釣り座も広く非常に水深があり高実績ですがいかんせん遠い上に駐車場からポイントまでかなり歩くので入釣の難易度は高め。

この当時の私はごあいさつで述べた通り、釣りはあくまで自転車や登山と組み合わせて旅先でちょろっと竿を出す程度のライトなものを考えていたので自分の背丈をゆうに超える磯竿や背負子いっぱいになる大荷物なんてまるで考えていなかった頃です。
当然ノウハウも何もないので厳冬期の釣りにはまるで通用せず、加えて15gのジグヘッドはことごとく根掛かりし気づけば用意した仕掛けの大半をロストするに至りました。
遠投カゴ釣りとの出会い
後藤は最初から自分がやってきた釣りをやらせるつもりだったようで、頃合いを見て「とりあえずこれやってみてー」と私にカゴ釣りの仕掛けを寄越しました。5mほどの磯竿に12号のカゴ、15号のウキを使った本格的な遠投カゴ釣りの仕掛けです。これが私にとって初めての本格的な釣り、遠投カゴ釣りの出会いでした。
とはいえかろうじて投げ方を知っている程度なのでろくに遠投はできません。原理を教えてもらってとりあえずエサを付けては投げるのを繰り返しました。後藤は冬みたいな人が少ない時は投げたり仕掛けを扱う練習だと思ってとにかく慣れろ、とまるで私が自主的に釣りの教えを乞うたかのような物言い。

思えばカゴ釣りにおいてはこのベラちゃんが私のファーストフィッシュでした。小さいながらウキが沈むのが明確に見えて興奮したのを覚えています。カゴ釣り良いかも!とうっすら思ったのはこのときでした。
その後はアタリがなく本当に後藤が言う通り練習に徹した形になったのですが、この1日だけでもだいぶ扱いには慣れた気がします。幼少期の釣り経験があったこと、職業柄糸を結ぶのには慣れているのが良かったようで、概ねトラブルなく釣りができました。
魚が見られて良い日だった!
私とS氏で釣れないねーと歓談しつつやっていると誰か来てくれ!と後藤の声。見ると竿を曲げて遠目にもでかい魚が水面に口を出しているではありませんか。

だいぶ魚は疲れていたようで、素人の拙いタモ入れでもスムースに魚が掬えました。30cmはゆうに超えているメジナです!

このサイズだと刺し身にするのがイイのだそう。いいなーとだけ思う私の傍らS氏が「やっと魚が見られた!良い日だった!」と言っていたのが印象的でした。他人が釣っても関係ない、魚に出会えたらそれだけで良い日である。大事にしたい、その気持ち。
事実上はボウズとなりましたが、これを機に自分でも思いもよらないほど釣りにのめり込んでゆくのでした。
to be continued...