昨年11月頃から一旦カゴ釣りを休止してフカセ特化に切り替えました。初回の爆釣と初ソロフカセの大成功以降、年が明けてからマトモな魚体を拝めずにいます。
冬の釣りは渋い
冬の釣りの難易度が上がる理由は「冬は魚の食い気が落ち積極的に餌を探し回ることがなくなるため、眼の前に上手いこと餌を流して反射的に口を使わせることが必要である」ということだそうです。要は魚が居そうなところを見極めるのはもちろんのこと、挿し餌と撒き餌と同調させつつ狙い通りの場所に仕掛けを流す潮読み・竿さばきの技術が必要ということ。
年が明けてからのフカセはびっくりするほど竿が曲がることなく時間だけが過ぎていく釣行なので、どうせ釣れないなら新しい釣り場を開拓しようと思い、東伊豆のなかでも自宅のある湘南エリアから比較的近いイガイガ根に行ってきました。
イガイガ根
イガイガ根は駐車場から釣り場まで徒歩10分ほどで、Googleマップでイガイガ根駐車場と調べると出てきます。その特異な地形からジオスポットとしても知られるため釣り人以外の人も訪れます。
時は冬の土曜日の日中、予想外にほぼ満車でしたが準備しながらすこし待っていると出ていく車があったのでそちらに車を動かしました。ジオスポットとはいえ釣りでもなければ長時間滞在するような感じの場所ではないので、満車でも30分くらい待っていたら意外と出入りはあります。

こんな感じの道を10分弱ほど歩くとすぐ磯に出ます。暗くても特に迷うところはありません。


イガイガ根はまさにリアス式海岸そのままの地形になっており、小腸の絨毛理論で海に接する面積が広くなるため釣り人的には釣座が多くて素晴らしいです。

磯に出てすぐ正面がイガイガ根、向かって右側がマル根(上記写真では左側)、左側(上記では右側)がカンノンガ根と呼ばれています。近年はカンノンガ根の方が釣果が良いと言っている人も居ます。

まず向かって右側のマル根の方に行ってみます。



マル根先端の沖に突き出したところは一段下がったいかにも釣れそうな釣座がありました。収容人数は仲間同士で3名というところでしょうか。

マル根からイガイガ根を眺めます。サラシが出ていかにも大物が潜んでいそうで足場も良さげ。しかも先行者がいないではありませんか。

イガイガ根に移動する前に、せっかくなのでマル根右側も観察しておきます。

下の方には比較的フラットで一人くらいなら落ち着いて釣りができそうな足場はありますが、そこに降りるルートがどうにも見えてきません。


こう写真で見返すと全然行けそうにも見えるんですが、写真で伝わらない垂直距離があります。私の登山スキルでもフカセの重装備背負子+ロッドケースでは行き来する自信がありません。

高台からでも釣り自体はできそうですが…大物がかかったときの取り込みが困難ですね。

ということで先程見たイガイガ根の方にやってきました。釣座は割と広く、仲間内なら3人は収容可、他人同士でも先行者が許せばキャパ的には2人はいけそうです。

こちらはこんな感じの道のりで、両手を使って登り降りする必要はありますが安全に行き来できるくらいの高低差です。


厳密に水深を測ってはいませんが思い仕掛けで竿2本分くらいの深さで攻めても全然根掛かりしないので10m近くありそうです。すぐ手前は根が沈んでいるため少し投げるのを基本にします。
食ってくるタナが全然よく分からないのでフォルティス000に板オモリを貼って沈めて沈めて指先の感覚とラインの動きに集中します。何度回収しても付け餌が全く変化せず、これがオキアミ数匹で一日保つという恐怖の冬の釣り…!!
そんな中たった一度、一度だけけたたましい勢いでラインが引き込まれるアタリがありました。西日になって夕焼け空の入口の頃でした。慌ててアワセましたが見切られたか、仕掛けを回収すると付け餌だけ取られていました。

一度アタリが来たらそれは時合い、アタリが連発するから間髪入れず手返し良く仕掛けを投げる…というのは夏とか高活性の時期の話。冬は1日にわずかなアタリしか出ないのがザラなので、周りの上手い人を見ていてもアタリが連発することはなさそうです。
そしてそんな貴重な一発を逃すと事実上ゲームセットです。まあ、日中ながら静かに伊豆の磯釣りを楽しめたので良しとします。さすがに日没になると帰りが怖いのでここらで引き上げることにしました。

イガイガ根の左隣のカンノンガ根。フカセも良しカゴで遠投も良しな近年高実績なポイントらしいです。



イガイガ根のカンノンガ根側に面したところも結構釣座はたくさんありました。アプローチは私が今回やったところが一番楽そうでしたが、どこも程良く足場が高く多少の波高なら釣りになりそうです。
ということで今回もボウズ、厳しい厳しい冬のフカセでした。