釣りのんた

趣味ブログ「山と自転車」の釣りパート

【西伊豆】夜釣り カゴ釣り 2025.09.20

8月末の狂気の登山✕磯釣り回から3週間の時を経て、再び後藤とS君と3人での釣行です。またまた仕事終わりに出発して夜から初めて朝マズメまで戦う夏の夜釣りです。

タックル一式を車に積んで出勤。一番困ったのは冷凍餌をどうするかという問題でしたがオキアミブロックと付け餌をカルディの袋に入れて密封し、こっそり職場の冷凍庫に入れておくことで解決しました。

家で目についたのがカルディのエコバッグ的なトートだったので中身が隠せて良いかと思いましたが、よく考えたらアイスやお菓子の差し入れと間違えて開封されるリスクがあるので要注意です。

西伊豆は遠いよ

綾瀬スマートICから東名に乗って御殿場経由で伊豆縦貫道に入り、道の駅月ヶ瀬から西伊豆方面に進みます。西湘バイパスから箱根に入り三島を経由するルートの方が安上がりですが、運転のラクさは圧倒的に東名ルートの方が勝っていて、渋滞がなければこちらの方が早いので時間を買うことにしました。現地到着は22時。

釣れない夜の対策

漠然と夏の夜は釣れるイメージがあるんですがはるばる遠征してもなかなかに渋いです。S君は年季が入った上にほぼ毎週釣行している名人なので、30cmくらいのメジナやカサゴをちょこちょこと釣り上げており、後藤もバラしたものの結構でかそうなイカを掛けていたりして盛り上がっていましたが、私はベラなどの餌取りを除いて一向に釣れません。

せっかくなのでS君にこういう時の対策をいくつか聞いてみたところ

・食ってない時はどんどんハリスを細くする

・同様に針も小さくする

・夜なら夜光タイプの針が効くこともある

・オキアミの頭も剥いて付け餌を小さくする

・ハリスを長くして同調時間を伸ばす

・カゴと中身に詰めるエサを変える

S君は釣り名人にして面倒見も良いのでチラチラとこっちの様子を見ながら仕掛けを変えたりアドバイスをくれました。いつも4号のところ2号のハリス(見慣れないので切れそうで不安)に変えたり、いつも4号のチヌ針のところ2号とか1号に(小さすぎて不安)変えたりしてもらったり、あとは後藤からブルーライトで蓄光させると光るタイプの針を貰ったり。

釣りは常に何かしている奴が釣れる

我々が釣れずにぼーっとしている時もS君は常に何かしているなぁと思っていましたがこういうことかと大変勉強になりました。大当たりはないものの、もう夜の間は無理かなと思っていたところ上記のような対策をすることで少しヒットが増えてきました。

あとは釣れない状況でも何かを変えることで次は釣れるんじゃないか、と期待が持てたり、細い仕掛けに変えた後もう一度タナを探り直せば変化を付けられるのでさっきは見切って食わなかった魚が食ってくるかもしれません。モチベーションの維持という点でも常に何かするというのは大事なことだと思いました。

猛烈なヒット

ぼちぼち夜明けで勝負時が近いだろうかなどと思っていた矢先、隣のS君の置き竿のヒットセンサーが作動しました!見るとすでにS君が竿を正中に構えて腰を入れて猛烈なファイトをしていました。かなりゴツい竿にも関わらず見たことがないくらいひん曲がっているではありませんか!自分の竿を放り投げてタモ入れ係に徹することにしました。

かなり竿がのされていますが百戦錬磨のS君なので徐々にラインが出ていく速度より巻き取る速度が勝っていき、ついに水面に魚影が浮かび上がりました。

「サメか…いやっ」「これは僕のずっと狙っていたヤツかもしれません!!」

初めて見るS君の大興奮。タモ入れに手こずったので代わってもらい私は全細胞の全ATPを竿を立て続けることに使います。そして…

バケモンが釣り上がりました!!!!!水族館でしか見たことないサイズの魚です!!

正体は60cmオーバーのコロダイという魚です。磯やサーフで狙えるという、温かい地域の大型魚です。最大80cmに達するそうで、珍しいことに大型のほうが味が良くなるそうです。こんなん自分のせいでバラしたらその場で自害して詫びるレベルです。良かった〜

やはりぶっこみにはロマンが溢れていますね。味わってみたいもんです。これを機にぶっこみ竿を買うことを決めました。

明け方のヒット

さて、隣に大物がかかったということは魚の食い気が出始めた時合ってやつではないか。カゴ釣りは食い気がある時は投げてすぐヒットすることが多い印象なので気持ち回収を早め手返し重視でラストスパートに賭けました。

それでも中々アタリがないところで前述したS君アドバイス「カゴと中身に詰めるエサを変える」を召喚しました。S君がこれに替えてみましょうと用意してくれたのは針金でできた目が細かいタイプのカゴでした。

釣研ブログ 誰でも簡単に、カゴ釣りを!「ちょいカゴセット」
https://tsuriken.co.jp/tk_staff/?p=1114より引用

目が細かいため当然オキアミは出ていかないので、コマセもS君が使っていたアミエビ+集魚剤を使いました。そしてハリスは1mないくらいのかなり短いセッティングです。曰く「手返しは落ちる代わりにコマセが長持ちしカゴの周りに常にコマセがある状態になるので、長く同調させるよりはここに魚を集めて食わせるイメージです」とのこと。

後藤からハリスは長いほど良いと聞いていたのでふぅんという感じでとりあえず言われたままにやってみると一発目!ウキがスパッと沈んだので回収するとかなりの生命感です!手前に寄せてきてもう上げるだけだなというところで一気に底の方に潜っていく反撃に合いつつも、S君のタモ入れサポートによりすんなり釣り上げました。

45cmくらいのブダイという魚です!大きいのは嬉しいんですが見た目が毒々しくて喜んで良いのかよくわかりませんでした。S君も他に好きな男がいる女の子に対する恋愛相談を受けている時のような顔をしていたのでおそらくそんなに嬉しい獲物ではないんでしょう…

「一応食えますよ。まあ煮付けですかね〜」とのことなので臭みがあるということか…でも唯一の釣果なので持って帰ることにしました。

ブダイを食べてみた

家に帰ってきて改めてブダイと対面。おどろおどろしい色彩にお世辞にもカッコいいとか可愛いとは言えない夢に出てきそうな顔面です。歯が怖すぎる。海外の歯だけリアルなキモいぬいぐるみみたいです。

www.dreamblossom.jp

腹を捌くと巨大な浮袋。切開を入れると磯臭さを5日間煮詰めたような強烈な臭気!芸人が臭いものを嗅いだ瞬間ヴォエッって言う定番の演出、観客もいないのに反射的にあれと同じリアクションが出ました。なぜ徹夜明けの運転疲れのあとにこんな延髄の嘔吐中枢をダイレクトに刺激する一打を喰らわなきゃならんのか。

もうこの時点で食材には見えなくなってしまいとりあえず煮付けにしてやっつけることにしました。海馬に強烈な臭気体験が刻まれてしまったのでもう美味しかろうがまずかろうが私は箸が進みませんでした。細君がおいしーとニコニコしながら食べてくれたのに心がチクリとしつつも、先入観なしで食べれば普通に美味しく食べられるんだと学びました。

ブダイは冬が良いらしい

のちに調べたところによるとブダイは決して嫌われる存在ではなくむしろ本命のターゲットになる魚のようです。夏と冬で食性が変わり、甲殻類をメインとする夏は臭みがあり海藻類がメインになる冬は絶品となるそうです。冬場のブダイは磯のフカセで狙う人も多いらしく、刺し身が絶品だとか(ほんとうかよ)。

 

カゴ自体を替えるという大きな方向転換の有効性を学んだ釣行でした。